2012年

1月

09日

初リサイタル♪

遅くなりましたが…

 

あけましておめでとうございます。

今年もどうぞ宜しくお願い致します!

 

去年の12月11日、初めてのリサイタルを開かせていただきました。

お越しいただいた皆様、心より感謝申し上げます。

 

そして、このリサイタルの実現するために、ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。

 

 

私にとって何もかもが初めての経験で、たくさんの勉強をさせていただきました。

大学院を卒業してから、こんなに長いプログラムを人前で演奏することはなかったですし、

今まで勉強してきた曲とはいえ、誰もが知っているような有名な曲を演奏することは、

とても不安でした。

 

しかし、舞台に立った時、その不安が不思議と無くなりました。

それは…会場の雰囲気が、とても温かかったからです。

 

本当に感謝の気持ちでいっぱいになりました☆

ありがとうございます。

 

 

このリサイタルで得た経験を生かし、今年もいろんなことに挑戦していきたいと思います。

これからも、温かく見守って頂けたら幸せです。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

 

 

最後になりましたが、今回のリサイタルの収益金の一部から5万円を塩釜市に寄付させていただきました。

どうぞ御理解のほど宜しくお願い致します。

 

 

菅原 綾

 

 

 

 

 

 

 

 

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2011年

6月

11日

獨協大学 ≪歓喜に寄せて≫ レクチャーコンサート

朝起きたら具合が悪い。

ウォーミングアップしたりするために早く起きたけど

ちょっと横になろう。。。回復しない。

 

なんとか持ち物の準備だけは済ませ、会場へ。

 

リハーサル。

舞台の上はライトで暑い。自分の身体もなんだか熱い。

ソロ、気合。

アンサンブル、集中。

 

本番まで休憩。

買出しに行く力、無し。

食欲も、無し。

頭痛、有り。

たぶん、熱・・・有り。

 

同じ楽屋の共演者の方々にはご心配をかけ

長いソファーで横にならせていただき

気合で起き上がり、気合で着替え、気合いで本番を乗り切る。

気合で電車に乗り、気合で少しの食べ物と飲み物を買い、

気合で帰宅、気絶するようにベッドへ。

 

高熱、有り。

 

いつもご一緒する大好きな人たちがいて

初めてご一緒するけれど、初めてな気がしない素敵な方々がいて・・・

どれだけこの本番の日(含打上)を楽しみにしていたことでしょう。

 

ここでも感じる、一期一会。

 

 

本番に穴をあけるなどという最悪の事態はなんとか免れましたが

私は私、ひとりしかいないのです。

体調管理は大事です。

身に染みて感じた30歳最後の本番でした(!)

 

 

というわけで、この日の写真は1枚もありませんが

私の頭には、きっと一生焼きついて消えることがないでしょう。

 

 

 

ふせなおこ

 

 

 

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2011年

6月

05日

合唱団轟-TODOROKI-第4回演奏会

合唱団轟さんのボイストレーナーになって

早5年目(だそうで・・・笑)

初めての共演が叶いました☆

 

今回の演奏会は

・思い出の向こう側(なかにしあかね)

・木とともに人とともに(三善晃)

・林光・萩京子ソング集

・John Rutterコーラスセレクション

というステージングでしたが

その最後のステージの、最後から2曲目のみ登場させていただきました!

“Deep River”(黒人霊歌)

 

ソリストとしては、その短い時間でどれだけ自分をアピールができるか勝負!

という発想になりがちですが、今回のステージは決してそうでなかった。

短い時間で、そのステージにいる人たちみんなと丁寧に音楽がしたい、

短い時間だからこそ濃密に、色んな想いや祈りを共有したい、

そんな気持ちでした。

自分の音楽を持って、どれだけそこに向かえるか。

そういう意味では、とても真剣な勝負だったのかもしれません。

本番は緊張もしたけれど、解放された、なんともいい時間でした。

 

ただ、その演奏に集中したかったので

ボイストレーナーとしては、他のステージのリハーサルに付き添ったり

本番も客席では聴けなかったのが残念でした。

でも、終演後ロビーでのお客様の表情や

打ち上げでの団員のあのはじけっぷり(笑)を見る限り

きっと轟らしい素敵な演奏会になったのではないかと思います。

 

しかし、轟はまだまだ若く、向上心を失わない合唱団だと信じています。

これからまだまだ成長を続けるでしょう。

お客様にも長ーい目で見守り、応援を続けていただきたいと思っています。

もちろん、私も負けないように頑張りますよ!

 

共々、今後とも応援よろしくお願いいたします!!

 

写真は、我が師匠でもあり指揮者の野本立人先生、

Rutterのステージにとっても素敵なフルートとチャーミングなお姿で華を添えてくださった薄田真希さん、

おっきなお腹でがしがしピアノを弾いて団を支えた山崎綾子さんと

終演後にパチリ。

 

 

 

ふせ

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2011年

5月

29日

混声合唱団コール・ドリーム第15回定期演奏会

写真は右から

バリトン山田大智くん、ソプラノ高原亜希子ちゃん、そして私。

いずれも大学の同期、中でも気心知れた仲間でございます。

オケ前でこの共演、どれだけ楽しみだったことでしょう☆

 

そして一番左は、大学の後輩でテノールの吉澤壮一くん。

彼は学年こそ結構離れているものの、

この容姿(髪型?笑)で入学当初から有名人でしたから

どんな人物なのかとっても興味がありました♪

実際には礼儀正しく、そして小声でおもしろいこと言っちゃう

そして曲の初っ端から目立たないところに出てくる過酷な高音も見事にこなす、nice!なテノールでした。

 

演目はモーツァルトのクレド・ミサ。

恥ずかしながらこのお仕事をいただくまで聴いたことのない作品でした。

ソロはほとんどがアンサンブルでしたが、アンサンブル好きの私としては

良い仲間とできるアンサンブルはほんとにたまりませーん。

多くのミサ曲でソリストに与えられると言っても良いBenedictusは

この作品でもソリストアンサンブルでしたが、美しい曲でしたね。

お客様にはどのように届いていたのでしょうか。

 

コール・ドリームさんは、来年30周年を迎えるという合唱団。

そこからも想像できるとおり、長年歌い続けていらっしゃる団員の皆様方なのですが、

(失礼ながら…)お歳に負けず、美しい音程と音色で、とても素敵な演奏だったと思います。

そしてなんとも素晴らしいのはその集客力。

約1400席の習志野文化ホールの客席がほぼ満席!なんということでしょう。

 

 

そして今回リハーサルで思ったこと。

ここぞっ!というところで指揮者の若林浩先生の“ん゛っ!がんばれっ!!”という掛け声。

その一声で団員さんの士気はグッと高まるわけなのです。

 

私は、「がんばれ」って言葉、そんなに好きじゃなかったのですが

こんな風に、必要なタイミングで、言うべき人が言うと

こんなに大きな力になる「がんばれ」もあるものなんだ!と思い改めました。

そしてそれは両者の信頼関係がしっかりとそこにあるからこそだということ。

日本もリーダーと国民もその様になれないものでしょうか……

 

 

そんなわけで、また再び出会いがあるといいなぁと思ったコール・ドリームさんでした。

そう祈りつつ、これからも精進して参ります♪

 

 

ふせ

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2011年

2月

06日

混声合唱団エーレンクランツ 第3回定期演奏会

後ろから覗いているのは、何を隠そう、この度共演した

混声合唱団エーレンクランツの団長さんでございます♪

 

Link先でもご紹介しているサッカヴァンのオーナーさんで

お酒の席ではたくさんご一緒しましたが、

舞台では始めてご一緒になり

実はそれだけでも既に私の胸はいっぱいでした♪

 

 

 

 

出演した演目は、モーツァルトのレクイエム

“リオデジャネイロ版”

これだけ聞くとビックリしますが

(「え、まさかポルトガル語!?」とか…笑 )

ジュスマイヤー版の最後にノイコムによって

“Libera me”の合唱が補筆(1819年リオデジャネイロ)されており

後にリオデジャネイロの大聖堂書庫で発見されたことによるものです。

よって、“Libera me”以外の部分はなんら変わりはありません。

 

このレクイエムは、学生の頃合唱のエキストラでもよく歌わせていただき、大好きでしたし

ソロの部分も大学院時代に授業などで勉強していましたので

作品全体を通しソリストとして出演させていただくこの日をずっと夢見てきました。

 

指揮は、私を高校生の時から(!)知ってくださって、門下の先輩でもある小林昭裕さん、

ソプラノは大学院の先輩で、ご主人もよくご一緒させていただいている山口清子さん、

テノールは大学の後輩、新海康仁くん、

オーケストラも同世代の方々ばかりで

フレッシュな、若々しい演奏になったのではないかと思います。

(テンポもかなり速め…でしたし?^^)

合唱も、団員さんだけでなく、外部からの参加者も加わり、賑やかになりました☆

打ち上げは言うまでもなく、もーっと賑やかでしたけど♪

そしてお写真がこんな表情になったわけですね!!

 

えー、身内との共演も叶い(笑)

カーテンコールで満面の笑みをもって迎えられた時には少々ホッとしたのでありました。

 

 

私は団員年齢層の広い合唱団が結構好きです。

集まる人の年齢の幅が広がれば広がるほど、声を合わせるのは大変な作業になります。

しかし、音楽を作り上げていく、その時間をともに過ごしていく上で

色々な方面から様々な人生の経験を持ち寄って、

それぞれの声に乗った情感が重なり合い、輪になって広がった音が、私は好きです。

そんなエーレンクランツさんをこれからも応援したいと思います。

 

また共演できる日が来ることを祈りつつ…☆

 

 

ふせ

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2010年

10月

01日

アジア音楽祭2010 in 東京

10月1日~6日の約一週間、

東京都内各所のホールで開催される

「アジア音楽祭 2010 in 東京」の

第一日目 ~アジアのうたごえ~ に

出演させていただきました。

 

左の画像は、音楽祭全体の

およそ80ページにもわたる

プログラムの表紙で、 書は

芸大の現学長・宮田亮平先生のものです。

 

光栄なことに私の出番は1番!

開幕第一声というわけでした。

 

 

 

私が演奏したのは、日本初演

P.Q.ファンというベトナム人の方の、オーケストラ伴奏付き歌曲でした。

 

「孤独の歌」というとても美しい作品から、今回は抜粋でしたが

いつか全曲演奏できないかなー。

 

「初演」というのは、作曲家の頭の中に生まれた音楽を

どんな形で世の中にお披露目できるかという意味で、演奏家の責任は重大だけれど

楽譜を少しずつ読みながら、新しい曲に出会うのは、本当にワクワクします。

心から楽しい時間です。

今回は日本で初めてということで、本当の初演ではないけれど

いつも私たちがしている様な、長年演奏され続けてきた曲を演奏するのとは

また違った楽しさがあります。

合唱では何度も経験してきましたが

歌曲ではなかなか無いことなので、とても貴重な経験でした。

 

ファンさんはとても温厚そうな男性で、

今はインディアナ大学で先生をなさっているそうです。

 

 

唯一残念、というか情けなかったのは

私の英語力の無さ…。

もっと色んなことお話したかった、聞いてみたかった。

こういう時に痛感するのですね。

というより怖気づかずにガンガンいく強い心を持たねばなりません。

 

 

「一期一会」よ、私。

 

 

 

それにしても、会の最後に演奏された

山田耕筰の「鶴亀」

邦楽とオーケストラのコラボレーション。

素晴らしかった。

お三味線、鼓、長唄、オケ。

あんなに心がうずうずするなんて、やっぱり私が日本人だから!?

いいえ、きっと山田耕筰がすごいんです。

もちろん、演奏していたのは日本の邦楽界でもすごい先生方なんですけどね。

あれを聴いた西洋の人はどんな風に思うのか、聞いてみたいな。

 

 

 

ふせ

 

 

 

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2010年

9月

14日

今年の夏

今年の夏の大イベントが終わりました。

毎年行われているこの大きなコンクール、私にとっては2回目の挑戦でした。

 

去年は1次予選落ち、今年は2次予選落ちでした。笑

 

今振り返ると、コンクール中ってホントに過酷だったなぁと思います。

ご飯を食べる時と寝る時以外は一日中ピアノの前に居て、険しい顔をしていました。

なんだかとっても必死だったんですよね。

 

1次予選の約1週間前にあった森の音楽会で、コンクールの曲をいくつか弾かせていただいたのですが、なんとも酷いありさまで正直焦っていました。

こんなに練習してるのに…なんで…?

こんなこと思っているようではまだまだ未熟なのですが、大きなコンクールというプレッシャーで、身体的にも精神的にも全く余裕が無かったのだと思います。

 

もちろん、コンクールは自分自身との戦いで、孤独だし、いかに自分を追い込めるかにかかっているのですが、私の場合、ただただ自分で自分の首を絞めていただけだったのかも知れない、と気付かされたのです。

 

その事に気が付けたのは、やっぱり私の周りにいる大事な人達のおかげです。

お世話になっている先生、合唱団の方々、大好きな友達…。

 

こんな私のことを、いつも応援し、励まし、私の弾くピアノが好き、と言ってくれる…。

どんな時も温かく迎えてくれるホームが、幸せなことに、私にはあるのです。

決して孤独ではなかった…

 

この事に気がついた時、すーっと心が楽になりました。

 

本当にありがとうございます。

 

また一から出直してきます!

そして、

もっともっと多くのみなさんに、私のピアノが好きって言ってもらえるように、頑張ります!

 

 

 

菅原 綾

 

 

 

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2010年

8月

29日

森の音楽会

年に2回がすっかり恒例になった、森の音楽会。

かつては年に1回、1月の終わりに行われていました。

 

始まったのは1999年1月、私が高校3年生で

初めて芸大の学部を受験する直前です。

野本・筧両先生の門下には他にも受験生がいて

練習のために、と開いてくださったのがはじまりです。

 

そんな私も、なんとお弟子を出すようになって

もう何回目を迎えたことでしょう…。(既に記憶が怪しい)

しかも今回は私自身もコンクールを控え、久々に出演しました。

 

 

「子を持って 初めてわかる 親心」

 

とでもいうのでしょうか。

もうそれはそれは、年齢に関係なく

お弟子の演奏を聴くときにはまるで母のような気持ちになってしまいますし、

きっとあの先生もこの先生も、こうして私の歌を聴いていたのかしら…

と思ったりして。

 

がんばれ~~っ、ハッ…オッオッォ…ふぅ~(心の声) みたいなね。

 

 

と同時にお弟子というのは自分の鏡のようであり、自分の分身のようであり

おじいちゃん先生(私の弟子は私の先生の孫弟子!ということで)に

自分のお弟子の歌を聴かれるのってなんだか妙な緊張なのです。

でもそうして今は、教えるという立場でも先生に教えを請うことができるのは

とても有難いことです。

 

 

そして自身の演奏。

今回は、1年半振りくらいに

芸大の同期だった“いふけん”こと居福健太郎君との共演でした。

彼の音楽(ピアノ)はいつも丁寧で、でもその上少し大胆で、

私に無いものをたくさん持っているんです。

私が慎重になり過ぎると、グーッと引っ張ってくれる感じを久々に味わった 

懐かしい気持ちになりながらの合わせ、もちろん本番もすごく楽しかった。

これから一緒にコンクールを戦えると思うと楽しみです。

 

 

いつもながら打ち上げも楽しかった。

まさに、「ホーム」って感じ。

ここでもらったあったかい気持ちをエネルギーにして、

「アウェイ」のコンクール、戦い抜こう!!

 

 

ふせ

 

 

 

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2010年

8月

01日

はじめてのリサイタル

歌の道を志して13年、学生を終えて1年半が過ぎ、

初めてのリサイタルを開催することができました。

 

開催を決めたとき、そして本番を迎えるまで、

今まで私をずっと支えてくれた皆さんに、

応援してくれている皆さんに

今の私の歌を聴いていただくことで少しでも恩返しがしたい、

歌はまだまだだけど、感謝の気持ちを伝えたい、

という一心でした。

 

しかし、そんな想いなど、なんて独りよがりだったのでしょう。

 

当日はたくさんの方々が足をお運びくださり

あたたかい笑顔で、たくさんの拍手を送ってくださいました。

当日いらっしゃれなかった方も、

たくさん励ましの言葉をかけてくださいました。

そしてその皆さんが必ずしも私と直接お知り合いではなく

私を応援してくださる方が

またそのお知り合いをたくさん呼んでくださって

私の歌に熱心に耳を傾けてくださいました。

思い掛けない昔のクラスメイトが、たくさん来てくれました。

それらのことがどれだけ有難いことか、身に染みて感じ、

私の心はまた「感謝」の気持ちでいっぱいになりました。

 

(しかし、だからこそ自分の演奏に対しては

悔しい想いも強く残ったのですけれど…。)

 

 

 

「自分の思う芸術・歌を極める」

 

その事は諦めたくないし、もちろんいつも頭の中にはあります。

しかし、その歌に耳を傾けてくれる方が居てくださることの有難さ、

それを忘れないように。

そして、これからはそんな方々の心にそっと寄り添えるような、

そっと勇気付けられるような、そっと励ませるような…

そんな歌が歌いたい、と思います。

なーんて、少し偉そうですが。。。

 

 

「はじめて」は大きな一歩。

踏み出してみた今、やってみなければわからないことが

たくさんあることを知りました。

だから、続く一歩一歩はもう少し怖がらずに踏み出せる気がします。

 

着実に、しかし少しの勇気を持って、

これから先の道を歩んでいきたいと思います。

 

 

まだまだなんです、私。

こんなもんではないんです、私。

あえてそう断言させてください、約束します。

なので、こんなもんか、と思わずにどうか、長い目で見守って下さい。

引き続き応援していただけたら有難いです。

 

最後になったけど、ずっと寄り添ってこのコンサートの実現に力を貸してくれた

綾ちゃん、どうもありがとう。

 

 

 

ふせ

 

 

 

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2010年

7月

05日

合唱団ひぐらし定期演奏会

私が練習ピアニストをしている、合唱団ひぐらしの定期演奏会の本番が終わりました!

今回で定期演奏会に出させていただいたのは2回目で、去年はピアニストとしてではなく、合唱団のひとりとしてすべてのステージに乗ったのですが、体力的にピアノを弾くよりもずっと大変で、終わった後クタクタになったのを覚えています(笑)

 

 

今回は、歌も歌って、ピアノも弾く…

というこれまた大変な本番でした。

 

私が伴奏させていただいたのは、魚路恭子さんの『愛について』という作品で、今回が初演でした。

魚路さんは、以前合唱団ひぐらしの団員で、私にとっては芸大の先輩でもあります。

 

この『愛について』の譜読みから本番までの道のりは、合唱団と私共々とても険しいものでした。合唱は音を取るのが難しくて、音程にとらわれてしまうためか、なかなか音楽としての形が見えにくく、私はいつも楽譜とにらめっこをしながら、試行錯誤を続けてきました。

しかし、これまでみんなで頑張ってきた分、この作品に対する想いはとても強いものとなりました。

 

本番が「完璧な演奏」だったとは言いません。

でも、団員一人ひとりが、それぞれ強い想いを持ち、音楽を通して伝えようとしていたことは確かです。

 

これって本当に素敵なことですよね…!!

 

 

いつも孤独なことの多いピアニストにとって、このような経験はホントに貴重です。

一人では決して出来ない世界…というんでしょうか。上手い言葉で表せなくてごめんなさい(*_*;

 

とにかく、団員みんなで無事に本番を終えられたことを幸せに思います。

演奏会のためにいろいろと陰で動いてくださった方々ありがとうございました。

 

そしてなにより、演奏会を聴きにきて頂いた方々、本当にありがとうございました。

 

 

 

菅原 綾

 

 

 

 

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2010年

6月

27日

第12回館林第九合唱団シャトルコンサート

私の敬愛する師匠である多田羅先生と

先生の手塩にかかった弟子たち &

手塩にかかった合唱団の 会長さんです(笑)

 

というのは、演奏会直後に

先生が仰ったお言葉によるものです。

 

多田羅先生がこの館林第九合唱団の

音楽監督に就任されて今年で10周年。

 

(今回演奏したモーツァルトのレクイエムでは)

「私が手塩にかけて育てた弟子(ソリスト)たちと、

この10年間手塩にかけて育ててきた合唱団を指揮して

本番ができたというのは、とても幸せな事だった。」と

そう先生はおっしゃって下さいました。

 

実は、よく考えてみたら私が先生の門を叩いてから

今年でちょうど10年だったんです。

 

そう、館林第九合唱団と同じ

“多田羅門下10年生”!!

 

 

この10年間、先生に教えていただいた音楽、先生からそーっと盗んだ音楽…

それらを今も大事にしながら私は音楽を続けています。

 

歌い手としての技術や、心構えなどはもちろんですが

私がこの館林第九合唱団の指導者の一員に加えていただいてからは

先生の指導者としてのお姿からも、

たくさんのことを学ばせていただいているように思います。

 

 

 

指導者として皆さんの前に立つということは

自分の中の音楽をしっかり見つめるということ。

指導者として皆さんの前に立つということは

自分の中の音楽をちゃんと磨き続けておくということ。

 

 

これからも、団員の皆さんが音楽を楽しみながらいい音楽ができるように

少しでもお役に立つべく、一緒に頑張っていきたいと思っています。

 

 

 

本当に、楽しい本番でした。

舞台袖から祈るように聴いた、合唱団によるメインのステージも

本当に心を打たれました。

袖からだったから歌っている皆さんの姿は見えなかったけど

先生の指揮する横顔と皆さんの声が、しっかり交流していました。

だけど、もちろん伸びしろもまだまだあります。

今後の課題もしっかり心に留めたし(!)

年末の第九に向けて、また頑張りましょうね、皆さん。

 

 

 

ふせなおこ

 

 

 

 

 

 

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2010年

6月

18日

音楽を枯らさない。

敬愛する師匠のマーラーを聴いた。

心が震えた。

師匠の歌を久しぶりに聴けたから、というだけではなかった。

その曲は私が学生時代の最後に先生と勉強した曲だったから、というだけでもない。

同じ声種のメゾ歌手として本当に尊敬している歌手の歌だからだ、

というのは確かにあった。

しかし私の心は、その日のその歌に、言葉にできない“何か”を感じでしまったのだ。

 

自分の中の音楽が枯れそうだったことに気付いた。

 

自分の信じる音楽を、

自分の遠く遠くにある音楽を、

もっと求めなくては。

 

放っておくとどんどん色褪せて、枯れてしまうんだ、自分の中にある音楽なんて。

 

もっと貪欲に、溢れるほど吸い込もう。

 

 

 

ふせなおこ

 

 

 

 

 

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2010年

6月

16日

0616

このHPアドレスが0616.jimdo.comであるとおり

6月16日という日は、私たち二人にとって

大切な日なのであります。

 

4年違えど、私たちは二人とも6月16日生まれ!!

 

と、いうわけで、

お誕生日イヴ15日の夜は二人でお祝をしました。

もう出会って7年目になるけど、実は今まで

一緒にお祝いしたことがなかったね、ということで。

 

場所は恵比寿のSacà Vin(サッカヴァン)というワインバー&レストランです。

 

このお店は、知り合いの方がオーナーをしているお店なのですが

私たちのことも応援してくださっていて

お店の各所にリサイタルのチラシを貼って下さっています。

こんばんはーとお店を入ると(正確には入る前から見える)

私たちがお出迎え。

ちょっとお手洗いに…と思っても私たちに見つめられ…という状況です(笑)

 

それはさておき、食べ物も美味しいし、ワインもとっても美味しく、

オーナーもダンディだし…

というわけで、このお店でお祝いすることにし、

スパークリングワインでカンパーイという写真です♪

それぞれのこれからについてとか、音楽のこととか…

話は弾み、ついつい遅くまで居座ってしまいましたー。

 

 

 

気付いたら…16日になってるし!!!!!!

カウントダウンとか…すっかり忘れてましたー。残念。

 

 

 

しかし最後にはオーナーからもお祝いしてもらって

大満足のひとときでした。

 

 

布施はいよいよ30歳という節目の年を迎え

8月には初リサイタルを行おうとしているわけで

是非、有意義な一年にしたいと思っています。

30代のスタート!!ということで

気持も新たに頑張ります。

 

 

こんな二人ですが、皆様、今後ともどうぞよろしくお願い致します♪

 

 

ふせなおこ

 

 

 

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2010年

6月

10日

第54回 全東北ピアノコンクール

6月6日、仙台で第54回全東北ピアノコンクールの本選が行われ、

出場させていただきました。

 

 

結果は、第2位。

 

 

私は大学に入ってから今まで、

勉強の場としていくつものコンクールに挑戦してきましたが、

こうやって入賞できたのは初めてです。

さらに、地元の仙台で少しでも結果を残すことが出来たことは、

私にとってとても嬉しい事です!

 

 

しかし、本番の演奏は決して自分の納得のいく演奏ではなく、

それが何よりも悔しかった…。

人前で演奏する時には、いつでも、どんな状況でも、

自分の100%の演奏を届けたい…(>_<)それが今の私の大きな課題です!

 

この第2位の悔しさを忘れず、

また次に向かって頑張ります♪

 

 

菅原 綾

 

 

 

 

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2010年

5月

29日

ザ・バロックバンド ヨハネ受難曲

5月最後の本番は

渡邊順生さん指揮のザ・バロックバンド

バッハ「ヨハネ受難曲」に声楽アンサンブルメンバーとして

参加させていただきました。

 

楽器も古楽器を使用し、合唱もパート4人の小編成です。

そしてなんといっても今回の目玉は

復元されたラウテンクラヴィーアでした。

 

ラウテンクラヴィアというのは、チェンバロの一種なのですが

皆さんが耳馴染みのある、あのジャララ~ンという乾いた音ではなく

リュートと同じガット弦というのを使用しており、ポロロロ~ンと

本当にリュートのような音のする、リュートチェンバロとも呼ばれる楽器です。

リュートチェンバロは現存しない楽器で

今回使用したのはアメリカで想像復元されたものなのですが、

バッハの受難曲をこのラウテンクラヴィーアを使って演奏するのは

世界でも初めての試みだそうです。

私はリュートの音がとても好きなのですが

時々本当に聞き間違えるほどそっくりな音がでることがあります。

稽古が始まったころはなんだかとても不思議な感じがしましたが

数日ですっかりクセになってしまうほど、とってもイイ音でした。

 

皆さんの耳にもまた触れる機会があるといいなぁ。

 

 

ふせなおこ

 

 

 

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2010年

5月

11日

早稲田大学交響楽団OB有志によるオーケストラ ベートーヴェン第九演奏会

GWの最終日、上野の東京文化会館大ホールで、

第九のソロを歌わせていただきました。

オーケストラは早稲田大学交響楽団のOBの方々。

何と入団資格に“満50歳以上”という規定があるとか!!

15年前に結成し、年に一度初夏に合宿を行って

現役の頃に演奏した曲を中心に演奏するという活動をしていらっしゃるそうです。

 

ちょうど1年前の同じころ、秩父で行われていたその合宿最終日に

せっかくだからホールで発表しよう!というコンサートがあり

そこへソリストとして呼んでいただいたのが始まりでした。

そして1年越しで、このクラシック音楽の殿堂ともいえる

東京文化会館大ホールでの演奏会が実現したのです!

 

 

ソリストとしてこの様に参加させていただくときは

大抵、本番直前に数回(第九の場合は1~2度?)オーケストラと合わせて

すぐに本番、ということが多いのですが

今回の場合はなにしろ昨年同じ曲目を演奏して1年後に再会したので、

オーケストラの音の変化に驚き!!

その時感じた、感動、ドキドキ、わくわくを

私はずっと忘れないでおこう、と心に決めた瞬間でした。

 

肝心の自分の演奏はというと…

不謹慎かもしれませんが、もうとにかく楽しかった!!

緊張も集中も(アルトがちゃんと聴こえるかどうかも…笑)含めて、

すごく楽しめました。

オーケストラと合唱の皆さんから感じる勢いも、

ソリストの仲間から感じるエネルギーも、

全部が私の歌う力になりました。

 

それから、第九のソリストをやらせていただくと

私がソロの勉強と同時にやってきた合唱という畑で培った力が

支えになってくれる、いつもそんな気がします。

大事な糧だな、と。

第九のアルトソロは決して目立つ役とは言えないけれど

しっかり縁の下の力持ちになるべく

これからも大事に頑張っていきたい演目です。

 

 

 

打ち上げも楽しかったなー。

ホールホワイエでのレセプションの後の二次会まで

しっかりお邪魔してしまいました。。。

指揮者の方も、楽団の方も本当に皆さん素敵な方々で

すっごく楽しかったです♪

よく飲んでよくよく笑った!

 

これがまた、なにより次への活力になるわけですけどね。。。

 

 

 

ふせなおこ

 

 

 

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2010年

5月

10日

Web Site Open!!

メゾ・ソプラノ布施奈緒子とピアニスト菅原綾の

公式WebSiteです!!

2人の今後の演奏予定や、演奏会日記など

随時更新して参ります!

どうぞ、応援よろしくお願いします♪

 

 

ふせ

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5/31 schedule更新